[椎名誠]孫物語
小学生の頃、椎名誠さんの「岳物語」の一節を、当時通っていた塾の国語の問題として読んだ。 それはもう(例によって)笑い転げた記憶がある。いや、国語の先生が超絶おもしろい人だったから、その授業の進め方もあったのだと思うけれど。 なによりも椎名さんの淡々とした語り口が子供心に「不良」っぽく見えてカッコよく見えたのだと思う。 読んだ一節は、たしか「チャンピオンベルト」の話で、椎名さんが旅先のパタゴニアかどこかで手に入れたチャンピオンベルトを巡って息子の岳とプロレスをする日々、みたいな話だったと思う。 椎名さん屈強な人だけど、息子と本気で戦って息子の負けも入るようになって来て、ちょっとしょんぼりしつつも、息子は成長するものだよなぁと感慨もある。みたいな締めだった。 (岳物語、続・岳物語は母にねだって買ってもらった記憶がある) 余談だが、 舞さんに「おもしろいんだぜ!?」って自慢したら、舞さんは俺の音読する文章に力なく笑ってた。脱力系の笑いってアレ高等テクだよね 以来、椎名さんの本はたまに手に取ってきたのだけれど(岳物語、続・岳物語は本棚にあるw)この度、いつのまにやら息子さん、岳の息子(つまり孫)との日々のエッセイが出ていた。 岳物語では、本の最初では同学年だった岳(さん)が最後ではもう高校生くらいになっていてオイオイオイオイ一気に成長したもうた! と思ったものだけれど、今度はお孫さんですよ。なんというか、時代の流れというか、懐かしさと新鮮さが一気に感じられて、ちょっと未来をカンニングしている気になってしまった。 たまには無目的な駄文。