[宇佐美典也] 肩書き捨てたら地獄だった
肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方 (中公新書ラクレ) 宇佐美 典也 概要: 経産省OBの筆者が独立して以降、現在のFA(フリーエージェント ≒ 自営業)として落ち着くまでに考えた、「日本の雇用 ~ これまでとこれから ~ :概論」「組織論:組織中、外での個の在り方」「日本の政府の官僚であった、という観点からの関連些事に関する考察」「年金問題のこれから」 目的: 就活の一環として、キャリアについて考えるにつけて、筆者自身が「800円の価値はあると思います」と仰っていらしたので、読んでみようと思った次第。 ……漠然と、「最終的には独立して事務所でも持って、友人諸兄とお金を稼ぎながらてんやわんや楽しい老後労働(再雇用で賃金下がるなら)をしたいなぁ~」と思ってる故に、独立のリスクとか楽しみとか手法とかを綴ってあるなら読んでみよう、と 感想: キャリアモデルに関する深い考察 「成功」ではなく、「ままならなかった」ことをよく書いてある ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ 所感としては、血の滲んだ文章だなぁ~ と。 同時に、とても気の回してある文章だなぁ、と。 可能な限り、平易に、簡素に。綴ってある。 文学文章の様な言い回し(いわば狂言回し)の様な、読ませる 文章ではない(きっとこの人は本気で時間を使えばそういった文章を書くことも出来るのだろう、と感じたが) しかし、新書として購入時に期待したことは余すこと無く書かれている印象を受けた。 この人の、凄い、というか。尊敬できる部分は、多分、(東大出なので基本スペックの高さもそうだが) 「ヤバイ」ってなって、その時はのたうち回っても、後から本当に反省している(本人は「黒歴史」や「コンプレックス」等と仰るが) それでもちゃんと振り返っている、→ (そしてちゃんとコトバに落としこんでいる) という点にあるのだろう、と思う。 旅をした後に反省するタイプの人だ。素晴らしいことです。 せんせー風に言うと、『自己修復機能』だろうか? Φ この人の陥った地獄、は簡単に言ってしまうと 「独立した後も(既にない(『元』のつく)肩書きに応じた)プライドを持って仕事を選んだり、そういった考えの元で人と付き合っていたら、金が無くなった」 つまりは金が無くなったって話なんだが、筆者様の内省がやはり(経産省っていう大きなとこに携わっていた部分もあって)(言い方は悪いが)おもしろい。 いや、だって、官僚ってそうそうなれるものでもないですしね ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ 以下抜粋と駄文 「会社は短命になる」 組織人 → 個人 の生き方を考えるべきだ 「遠くない未来,日本政府の財政危機が必ずやってくる。 そうすれば公務員の大リストラが起こり、 年功序列や天下りに依存したキャリアプランは崩壊. 過去のものとして跡形もなく,消える」 ...