春から(何故か)京都大学大学院に進学するので (院試に落ちたのに進学するって今でもよく分かっていない)、

「こいつは通えねーよ……冷静によォ……」(from 西宮市甲子園口)

 と、下宿に移行の算段を去年の12月頃から立てて居た。

 前回は12月中旬?に、京大前のHomesで御宅拝見。(従兄弟の兄貴に激似の営業さんで母の好感度がクソ高かったのを覚えている)

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 今回は俺が今週の水曜からにかけて研究の最中にアポを取ったホームメイトとショウエイ。(どっちも知らねーよと思っていた。心の何処かで莫迦にしていた面が俺の中にはあったように思う。良くしてもらったのに。これは良くない。どこに行っても、何処にいても其処にいるのは誰かであって、そこには心が息づいているのだから)

 餅は餅屋。不動産仲介会社はプロだと思う。その場で条件に合った物件をどんどん見つけてくる。
 どこから出してきたのかは知らないけれど、家賃光熱費インターネット込の4.5万の部屋に決まった(のだと思う。)明日親父殿がTELして確保に移る模様。

 本当は俺は百万遍のデトムワンという分譲の賃貸が良かった。11帖。……母の反対で反故になった。

 ない物ねだりしても仕方ないと分かっては居るのだけれど、なんだろう、

  • まず否定から入る人間にはなりたくはない
  • 自分で家計を保つことの大事さと難しさをちゃんと認識していたい
  • 恩知らずでは有りたくない

 母のことが好きになれない。物心がついてからこっちかれこれ20年近く一緒に住んでいるにもかかわらず、だ。……好きと嫌いは両立しうる感情だと俺は知っているけれど、どうもわりと後者寄りで有ることが多い。……きっと根本的に合わないのだろうな。

 今後一生、母とは“遠すぎない距離”をおいて生きていくことを俺は今日(人生で何度目か分からないが)再び心に誓った。

 舞さんを失ってからというもの、どうしようもない喪失感が俺を長いこと苛んでいる。
もっと一緒に居たかったのです。舞さん。もっと貴女の淡い笑顔を見て胸を高鳴らせていたかったのです。
この身の充実を感じていたかったのです。――愛していたのです。

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 母が俺のために長い長い時間を消費していることを考えると、恩義を思わずには居られない。
……しかし、どういうわけか、好きになれない。

 西原理恵子さんの文章にあったけれど、「子供は金の話を持ちだされると無条件に従うしかなくなるのだ」
という文章があった。とてもよく印象に残っている。子に対しての上から目線は仕方ないのかもしれない。
 どうあがいても愚かしく見えるのだろうか。
考えが足りないと思われるのだろうか。

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 中学以来一度も強制したことがない、と鼻高々に言われると心の何処かで蛆が湧く。

あなたの否定の連続は俺の芽生えかけた感情と情動を奪ったさ、と。

 必要なことを口にさせず一方的に好き勝手な言葉を撒き散らした挙句一人満足そうに自分の部屋に引っ込む姿を見ると諦めの念が湧いてくる。

この人は俺の話を聞く気は全く無いのか、と。

この人はこのまま変わらずに何処か寂しさを埋めないまま死んでいくのだろうな、と。
薄ら寒い仄暗い感情が心の奥から湧いてくる。

 私は母が嫌いだ

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「自己を見つめてばかりだとしんどいだろう、」という言葉を頂いたことが有る。

そうなのだ、自分が目の前の人間に影響を受けないでいられないほど俺は鈍くは在れなかった。

ずっとずっと家から出たいと渇望していた。――俺は必ず一人なのだ。

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 親子の関係ほど非対称な関係も無い、という言葉もよく覚えている。

 母は一家にとって、良妻であり、賢母ではあったが、やはりどこか狂っていた様に思う。

俺は自分がどういう結婚相手を選ぶのかわからない。曰く、「お前がどういう人間と結婚するか想像できないけれど、お前のガキは想像できる」と。
きっと俺が添い遂げる人は愛しき義妹の様な人間になるのだろうと漠然と予想している。
とても愛しい彼女もまた、情に厚いのにどこか狂っている。

 もしかしたら俺は母とは反対で自分が無いと思っている人間が好きなのかもしれない。
個性と夢を食い荒らされた俺と何処か似た女性に惹かれるのかもしれない

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 結婚相手は結局母に似る、という言に、俺はどこか納得するところがあるのだ。
それは昔友人に、自分の好みがわからない、と漏らした時に、

「え? アスラクラインの嵩月奏嬢じゃないの?」

 と驚きとともに返された事があったけれど、うん。あんな芯の強い、俺の意を汲んでくれるいい女が現実にいればよいのだけれど。(現実はそう甘くはない)

 せんせーのエンチャンターのメルクーリオも似たようなところがある様に思う。
自己がないから尽くして、でも愛しているから譲らない、といった。

 しかし母のことが嫌いだ。嫌いでいいのだと俺は思っている。おもしろい感情だと思う。

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下宿が始まることで、やっと母と物理的に(今後一生)距離を置くことが出来る。

後何日だろう。待ちわびている。……ちゃんと研究をしようという前向きな決意でこの文を締めくくることにする