フジタさんのも読んだことだしそろそろ読み切ろう
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なぜ川田とナベを誘ったのか、ということをよく訊かれるが、ごたごた言ってもしょせん後付に聞こえるし、面倒くさいので、最初に目が合ったから、などとかわしている。
ふたりに対する感謝の気持は、言葉にして安っぽくしてしまうのが怖いくらい、私にとっては神聖なものだ。このふたりを選んだ時点で、DeNAはたとえ時間がかかってもいい会社に育ってゆく運命を半分手中に収められたと思う。それを本書で十分伝えられるだろうか。
調整ではなく決めるのが仕事であること
最後は自分の腹に聞くことを教わった気がする
やっぱり世の中、一番よれよれな人が一番頼りになるのである。
社長というのは、一瞬にしてものをつくり出すことはできないが、一瞬にして破壊することはできるので、気をつけねばならない。
私はDeNAという会社がとても好きだ。
その一番の理由であるDeNA内部の清々しさ、気持ちのよさは、川田の人格と仕事へのスタンスがべったり組織に乗り移ったものだと思っている。
誰よりも働く、人を責めない、人格を認める、スター社員に嬉々とする、トラブルにも嬉々とする。
新しい技術は、新しい遊び方、新しい事業を生む。
すると新しい課題が発生し、事業者は軌道修正を求められる。
この循環はワンショットではなく、イノベーションがある限り続いていく。
今後も新しい問題は必ず起きる、いや、今すでに起こっていると覚悟するべきだ。
事業者は、問題を起こさないようにびくびくするよりも、新しい問題にアンテナを張り巡らし、積極的にユーザーや社会、行政と対話しつつ柔軟に対処し続ける姿勢と能力を持つことが重要だ。
そしてこの動きは、企業単体よりも業界で団結して取り組んだほうが社会に対して有効である。
そして、創業期から一貫して多大な時間とエネルギーを費やしてきたのが採用活動である。
DeNAの競争力の源泉は、とよく訊かれるが、答えは間違いなく「人材の質」だ。
人材の質を最高レベルに保つためには、①最高の人材を採用し、②その人材が育ち、実力をつけ、③実力のある人材が埋もれずにステージに乗って輝き、④だから辞めない、という要素を満たすことが必要だ。
私をこき使わなければ、私がこき使うよ、などとよく脅しているが、自分の仕事にオーナーシップを持っているメンバーは、必要な仕事を進めるために使えるものは有効に使うので、そこに社長が含まれている場合も多い。
できる限り賢く見られようとする姿勢。
これは事業では一銭の得にもならない。
会社を経営しているといくつもいくつも修羅場をくぐる。
自分のアホさをさらけ出してでも助けてもらわなければ切り抜けられないことがあまりにも多いのだ。