最終面接で、こんな会話があったからアーカイブしておく
「君の思うことが、会社の方針で実現できないとしたら、どうする?」
「根回しをします」
「根回し」
「『一度聞いたことがある』という状態にしておくと、割と次に提案した時は通る気がするんですよ。
これまで、僕の『ちょっと頭がオカシイ提案を実現する時』なんかも、そういうことが多かった。
一回目は大体、突飛すぎてNOを食らうんです。
なんでかなって、答えは簡単で、人間はfamiliarなモノ以外はすぐに受け入れられないんですよな
だから小出しにすることは大事だな、って思います。
直属の上司に通じなくても、もっと上の役職の人に、
『今こんなこと考えてて、でも通らなくて悩んでるんですけど、、、』みたいなことを相談すると、大抵飲みに連れて行ってもらえて、凄く有用な情報とか、現実的な手段の草案みたいなものを貰える気がします。
そしてそれは結構思い通りに上手くいく。
全く興味を引けなかったら、風土が良くない。少し時間を掛けて思想を浸透させていく必要があるのですが……(割愛
まぁなんというか、僕はそうやって尊敬できる人に構ってもらえることが多かった人間なので、
上手く行かなかったり、提案が通らなかったりした時は、根回しをします。
それで根幹となる考えとか動機とか、実行案とかをたくさんの人に伝わるような語り口に、enhanceしながら、暗躍すると思います。
逆説、そういうセクションを挟むと、成功率が飛躍的に高くなると思ってます」
φ
なんかこれは割と本心。
ご大層なことを丁寧に言ってる気がするけれど、何事も表向きとは別の袖の下とか、飲みの席とかで決まる気はしているのだ。
オフレコ的意思決定というか。
なんだろう、学閥とかそういうのはあまり好きくないけれど、友人とか、もっと言うなら、ある程度の思想の枠組みが保証された関係で、迅速に意思決定をするというか、お互いに便宜を図り合う関係というのは、『あってくれないとむしろ困る』とオレは思う。
無いと寧ろハンドルが重すぎる
それは才能のある人間を排斥するたぐいのものであってはならないけれど、
才能があってものが見えてる人間を支援するものであって構わないはずだ
φ
下っ端が好き勝手言った思いつきを、なんのフィルタリングもなしにゴーサイン出す組織は、リスク管理的な面で不安が拭えない。
しかし、NOを突きつけられてもなおめげずにエンハンスされて、一定のラインを超えたものは採用されてしかるべきだと思う。
その一定ラインは、何となくだけれど、表記のタイトルの、
『天の時、地の利、人の和』
なんじゃねぇかな、と思う。
これはアルスラーン戦記のナルサス卿の言葉だけれど、
天の時、地の利、人の和。
ものごとを上手く運ぶときに必要な、とても簡単な3つの要素。
きれいな言葉でとても好きだ。
根回しは、これを自分の元に能動的に引き込むための合理的な手段だと、今のオレは思う。