色気とか、老獪さとか。 その辺の感覚は、俺の中で近いもの、という感覚がある。 色気ってなんだろうな、と思って一時期調べていたことがある。 「色気ある感じの人間になりたいんだ!」 とのたまう俺に対して、俺の愛しの義妹は、 「あー、うーん、あー、 お兄ちゃんは、オープンエロスだから…… 無理だと思うよ」 と、かわいそうなものをみる目で俺のことを見てくれて、傷つきながらもちょっと興奮した覚えがあることをここに懺悔しよう。


閑話休題 色気について、俺が納得してるのは、九鬼周造の言葉だな。

「いき」とはーー 運命によって 「諦め」を得た「媚態」が 「意気地」の自由に生きるのである


老獪さを手に入れたいと思うことが、度々ある。 老獪さを発揮出来る条件ってのは、 「過去に俺はここまでされた経験があるから、まぁこのくらいなら耐えられるよねー ハハッ」 みたいなところにある気がする。 煮え湯を飲まされた回数によって、「え、そんな狡いコトやっちゃう?」みたいなコトが、ナチュラルに取れる手段に変化するイメージ。


色気も、老獪さも、経験値依存なんだ。 そしてゴールは剣客商売の主人公。 老獪さに繋がるんなら、不遇もまぁ、奸計のカード集めだ。