呪言
俺の身の上根深いところに呪わしい言葉が多い気がする。 「血が血を拒み 心が心を砕く 夢など そこには存在しないのだから」 「あなたには王器があります、あなたはそこらの有象無象とは違うのですから…….」 「一人で出来ることと、一人でやることとは違う」 「お前の思考は毒物だ、意識無意識にかかわらず染み出して周りをお前様に犯す」 「なんでも出来ろ」 「走れるのに歩くな、歩くことしか出来ないのに、走るな」 「手を見ろ手を」 俺の本質は何処にある、何処まで迫れる これらの言葉が買い被りにならない様に、とかそんな生易しい動機ではなく、行動の端々にこの様な綺麗ではない概念が多い 呪わしいけれど、祝福よのうだ 禍福は糾える縄の如し